とるにたらない話

日常の記録や思考のあれこれ

ケーキの自由

ショートスリーパーになりたい。少ししか寝なくても何とかなりたい。鎮痛剤と無縁の健康優良児になりたい。甘党になりたい。アフタヌーンティーを楽しみたい。食いしん坊になりたい。いっぱい食べる君が好きの「君」みたいな人になりたい。朝から軽やかな気…

バケツは投げて待て

悲しいという感情を、よく感じるようになったな、と思う。舞台が中止になるたびに「悲しい」と思うその感情に、相変わらず慣れないなという話。そんなもの慣れたくもないけど。喜怒哀楽のなかで一番苦手だ、哀。悲しみ。 自分の行く舞台が中止になって、悲し…

オムライス

とある舞台を観た日の帰り、そういえば前に行った喫茶店が近くにあったはず、と寄り道をすることにした。オムライスの美味しい喫茶店だった。 その日は夕方から雨予報で、私は傘を持っていなかった。空を見ればもうすぐ雨が降りそうなことも分かる。うっすら…

綺麗事

綺麗な言葉を綺麗なまま話せる人がいる。 すごいなぁと思う。そういう人の綺麗な言葉は偽りなく本当に綺麗なのだ。 けれど、世の中には綺麗な言葉を悪用して意味を歪める人が沢山いるし、そうやって歪められてしまった言葉が山のようにある。真っ直ぐで綺麗…

満月

夏の夜にベランダに出るのが好きだ。夏は好きじゃないけど夏の夜は緩やかで好きだ。 特に何もせず月を見上げたり夏の虫の音を聞いたりむわっと香る潮の匂いやべたつく風に夏を感じたり。そんなことを知覚として感じ取っていることすら別に意識していないぐら…